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鎖のしるし

痛くて良いよ、鎖で繋いで。
ぼくはきみだけのものだから。
それだけが愛の証。
そう、そうだな。
例えるなら、ぼくはキミのペットだから。
痛くて良いよ、鎖で繋いで。
きみはぼくだけのものだから。
これだけが愛の印。
早く餌を与えてよ。
きみの温もりを分けて。
ぼくの激しさを求めて。
早く、早く。
飢え死にしてしまう前に。

キミは、ぼくのペットだもの。

痛くて良いよ、鎖で繋いで。



この腕で、しっかりと繋いでおくよ
いつか凍え死んでしまうから

この胸で、ぎゅっと抱きしめておくよ
呼吸が止まってしまうくらいに
心臓の鼓動が良く聞こえるように
細かく震える吐息に触れられるくらいに

きみの全てを、ぼくの全部で感じたいんだ
by haccax | 2004-08-23 11:09 | 飴缶(文)


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