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快楽

ぼくは毎度の如く部屋に独りになると愛用のカッターナイフを取り出して其処に自分の顔を映しては嘲笑い一度少々躊躇してから穴の所々空いた切り刻まれた血まみれのプラスチック板を取り出してまるで乳児がマラカスを叩き投げるように刃を擦りつけるとやがて高音のそれも桁外れに高い音が僕の耳を刺激してひとときの快楽を与えてくれるんだ
by haccax | 2004-08-23 07:54 | 飴缶(文)


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