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デコレーション

「私は綺麗な恋なんてしたくないの」
そうやって悪ぶってみた君は、
今じゃ考えられないほどに乙女で化粧が濃くなった。
どんな服を着てようが、どんな香水を付けようが
僕が君を好いていることに変わりは無いはずなのに
君は毎度毎度会うたびに服も香水も化粧まで変えてきた。
まあ、いいだろ。
恋愛ドラマみたいな作られた恋なんて飾られすぎてやっぱり壊したくなるから
このまま飼い主とペットみたいな関係が良いな。

ただ、

あまりに君が綺麗すぎて、壊したくなるんだ。
by haccax | 2004-08-20 06:57 | 飴玉(短編)


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